About愛媛シルクにできること

ブランド・プロダクト

愛媛シルク協議会に参画する事業者と国産シルクを活用した商品開発を進めています

愛媛シルクでは、シルクを従来の繊維素材としてだけではなく、食品、化粧品、医療など分野の垣根を越えて、その魅力を活かした商品開発を推進しています。「令和2年度・令和3年度 共同・協業販路開拓補助金」を活用して開発した愛媛シルクプロダクトの一部をご紹介します。

愛媛シルクから生まれたプロダクト

Product 01

おおず繭せっけん瀧本養蚕

大洲市の瀧本慎吾さんは現在26歳。3年前の西日本豪雨をきっかけに家業を継ぎ、養蚕農家として歩みはじめ、お爺さんと二人三脚で養蚕業に取り組まれています。大洲市は古くから養蚕業が盛んな地域で、県内の繭生産量の60%を占めています。これまで生産してきた繭は県外の製糸場に送られ、出荷したほとんどが真綿布団として活用されてきました。今回は、ご自身初のオリジナル商品の開発に挑戦し、「おおず繭せっけん」を作りました。シルクは天然の保湿成分が豊富に含まれており、肌のバリア機能を損なうことなく洗浄することができます。繭をモチーフとした可愛らしいキャラクターをあしらい、気軽に手にとってもらいやすく、手作り感や丁寧さが感じられるパッケージを目指しました。シルクに馴染みのない人たちにも使っていただき、生産者としてシルクの良さを広く伝えていけたらという願いを込めました。

Product 02

きぬあめ株式会社別子飴本舗

別子飴本舗さんは、新居浜市の発展の基礎を築いた別子銅山にちなんで命名された別子飴を製造販売している創業明治元年の老舗店です。精選された水飴と練乳、上白糖を主原料に創業以来の製法を守り続け、昔から変わらない味を提供されています。併設された工場では別子飴の製造工程を見学でき、普段は見ることができない職人技を見ることができます。今回は、痰を切る効果があるとされる痰切り飴をベースに「きぬあめ」の商品開発を行いました。真っ白でふっくらとした飴の形状は、まるで繭のようなフォルムとなっています。シルクを飴の中に練り込み、さらに外からコーティングすることで、不思議と独特の風味がするようになりました。この独特の風味を私たちは「絹味」と名付けました。飴らしく、多くの人の手に届けやすい価格で販売していき、地域貢献の一助になることができればと思っています。

Product 03

冬虫夏草ビール株式会社JAPANDEMIC COMPANY

DD4D BREWINGは、1998年から続く老舗アパレルショップに併設されたブルワリーです。コンセプトは「こだわりを楽しみ、文化を発信する」。アパレルとクラフトビールの異なる要素を融合し、メインストリームから離れることをいとわず、常識にとらわれない自由な価値を発信しています。今回開発したのは「冬虫夏草ビール」です。ベルジャンウィート風の小麦を多めに使った白系の霞がかったビールで、度数は5.5~6.0%ほど。口当たりはシルクの様に優しくなるように調整し、アクセントとして冬虫夏草とマルベリーエキスを配合することで独特のクセを出すことができました。パッケージは、シルク=白のイメージはありますが、ビールならではのアグレッシブなデザインとして白と黒の2ラインナップを準備。DD4Dのビールファンの方々にも、すっと受け入れてもらえる仕上がりを目指しました。

Product 04

シルク食パン麦の穂(ルーメン総合企画株式会社)

今治市にある麦の穂さんは、地域の人々に親しまれるパン屋です。就労継続支援B型と生活介護の事業を行っており、パンの製造と販売を通じて、利用者の方に働く喜びを感じていただけるような事業所です。作業を細分化することで、全員が何らかの形でパンづくりに参加することができるように取り組んでいます。今回は、定番商品である食パンにシルクを加えることで、ワンランク上のもっちり、しっとりした食感の食パンを開発することができました。パッケージは、絵の得意な利用者の方が「美味しいときの顔」をイメージして描いたイラストを使用し、温もりの感じられるパッケージを目指しました。シルク食パンを食べることで地域貢献や障害者福祉に繋がり、皆さんが笑顔になれるようなパンになればと思っています。

Product 05

シルクハニーえひめ活き生きファーマーズ株式会社

西予市にあるえひめ活き生きファーマーズさんは、ユニークなアイデアと加工法で他社にはない商品を開発することに長けており、地元の野菜等の産品を原材料として活用することで、安定した原料の仕入れ・供給を可能としています。新しく大三島産のハチミツの販売を手掛け始め、今回はハチミツとシルクを組み合わせた商品開発に取り組みました。大三島産のハチミツは、ミカンの花を蜜源としたものが多く、味も華やかでフレッシュな花の香りとともに、すっきりとしたクセのない甘味が口いっぱいに広がります。シルクを入れるとハチミツの角が取れてより甘さが増し、健康食としても用途が広く、様々な打ち出し方が可能であると考えています。ハチミツもシルクも自然の恩恵を受けながら生まれた大切な資源です。昨今は食品ロスなどが問題になっていますが、資源を大切に使い切るということを目指していければと思います。

Product 06

絹とオリーブの石鹸有限会社穂高村

東温市の穂高村さんは、手作りドレッシングとオリーブオイルの専門メーカーです。スペインで摘んだオリーブ果実を瞬間冷凍して、搾らずにそのまま日本へ輸入。自社工場で必要な量だけ自然解凍し、丁寧に搾油とろ過を行うことで、1年中搾りたてのオリーブオイルを楽しむことができます。今回の開発商品は「絹とオリーブの石鹸」です。加熱せずにゆっくり時間をかけて乾燥・熟成させるコールドプロセス製法で作りました。加熱をしない分、様々な有効成分がダメージを受けることなく残されるため、保湿成分や美容成分がより多く含まれています。パッケージには繭をモチーフにしたロゴと、オリーブオイルを感じさせる黄金色をアクセントカラーとしました。愛媛県で丁寧につくられたオリーブオイルとシルクが出会い、これまでにない唯一無二の石鹸が仕上がりました。

Product 07

シルクプリン坂の上の猫

松山市道後の坂の上の猫・源田さんは、プリン専門のメーカーです。日本料理専門調理師が作るプリンは、夫婦で製造から販売を行うこだわりがぎっしり詰まった逸品です。催事には夫婦自ら出向き、全国のお客様に「プリンのこだわり」を直接伝えています。「おいしいね」「今までにないプリンですね」と言っていただけるプリンを作りたいと思い、今回、シルクプリンの開発に取り組みました。味はもちろんのこと、ストーリー性にもこだわり、蚕が食べる「桑の葉パウダー」も取り入れました。口に入れるとなめらかで、バニラビーンズの甘さと、ほんのりお茶のような風味がする、これまでにないプリンが仕上がりました。アイコンの猫と、真っ白な繭をあしらったパッケージが目印です。ぜひ、たくさんの方にご賞味いただきたいです。

Product 08

SILK DE CAP越智宗株式会社

今治市の越智宗さんは、主にアパレル業者向けに洋服縫製を行ってきた縫製工場です。品質・コスト・納期の全てでお客様に満足いただけるモノづくりを目指し、日々試行錯誤してきました。その確かな技術をもって今回挑戦するのは「SILK DE CAP」というシルク製のナイトキャップです。渡辺直美さんがブームの火付け役であり、美に関心のある女性の間で人気を博しています。就寝中の髪は、枕や布団と触れることで想像以上に摩擦を起こしているのですが、ナイトキャップは、髪のパサつきや広がりの原因にもなる摩擦を防止してくれるだけでなく、保湿効果も得られるのでしっとりつややかな髪を目指したい人にもおすすめの商品です。愛媛シルクのマーケティング拠点でも抜群の人気だったと伺っており、これからの展開が楽しみです。

Product 09

せとうちプレミアムタオルー絹潤―同心染工株式会社

今治市の同心染工さんは、「加工を通じて心豊かなタオル文化を創造する」を理念に掲げ、タオルの色を染めたり、様々な加工技術でタオルの吸水性や柔らかさを引き出したりを得意としています。職人が持つ勘や経験を頼りに何度もチャレンジし、糸の特性を理解し、それを引き出すことで良いタオルづくりに携わってきました。今回の開発商品は「せとうちプレミアムタオルー絹潤―」というシルク加工を施したタオルです。繭を構成するセリシンとフィブロインは、保湿性と生体親和性に富む天然成分です。シルク加工は、それらの有効成分を抽出した溶液を繊維に附着させる肌にやさしい加工方法であり、洗濯をしても効果が失われることはありません。柔らかな風合いのタオルに仕上がるのはもちろんのこと、シルクには抗菌性もあるため、タオルを清潔に保つことができます。新しい今治タオルとして、ぜひ多くの方に手にとっていただきたいです。

Product 10

お蚕さん育成キット能力開発システム研究所

能力開発システム研究所の木曽千草さんは、これまで教育の現場に携わってきた経験が豊富で、今回の「お蚕さん育成キット」の商品開発に至りました。コンセプトは「知るを楽しむ」です。愛媛県には蚕種製造、養蚕農家、製糸場、原料加工工場と、シルクに関するインフラがすべて整っており、これからも大切にしていかなければならない伝統産業です。小さな卵から繭になるまで、自分の手で育ててみることでシルクの素晴らしさ、あるいは命の大切さを感じてもらいたい。例えば、保育園、幼稚園、学校教育の中でも使えるように、子供にとっても親にとっても馴染みやすいパッケージで、愛着を込められるようなキットを目指しました。繭ができれば、最終的にはこれまで紹介してきたような様々な商品に活用することができます。そんな循環を後押しするようなこともできればと夢が広がっています。

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ここでは「愛媛シルクにできること」
をまとめています。
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